大日寺での家族葬 / 楠会館でのお葬式
11月にお世話をさせていただいたお葬式の中から今月は以下の 2件のお葬式をご紹介させていただきます。
大日寺での家族葬
ご家族様より「 父が亡くなったのでお葬式のお世話をお願いします 」とご一報がありました。お電話にてお話をお聞きすると、病院からご自宅にはお帰りにならず式場の方に直接のご搬送をご希望されました。そこで、先に病院をご訪問し、いくつかの式場をご提案させていただきました。その中からご家族様のご移動等にも便利な大日寺様の式場をお選びになりました。また、ご搬送後に葬儀のご相談をさせていただくと、ご実家の宗派は真言宗ですが、お付き合いのあるご寺院がないので紹介して欲しいとのことでした。
偶然にも、葬儀の式場としてご案内した大日寺様が真言宗のご寺院様でしたので、お葬式の導師もお願いしたところ快く引き受けていただけました。ご家族様には、少人数の家族葬でしたが、ゆっくりと故人様との最後の時間を過ごすことができ大変ご満足いただきました。
ご家族様の希望に沿った式場のご提案も、ご寺院様のご紹介もアローセレモニーにすべてお任せください。
楠会館でのお葬式
普段 2~3ヶ月に一度は会っている友人から電話がありました。食事のお誘いか何かの用事かと思い電話に出るとお父様が急死したと言われました。亡くなられたお父様は私のような若輩者を食事に連れて行ってくださるような方で、昔の『 浪速の商人さん 』といった感じの親しみやすい方でした。ご一緒するといつも楽しそうに笑いながらお話しをされるのですが、私が以前に仕事の話をさせていただいた際には「 仕事もプライベートも気持ちやで、双方が気持ちよく物事を進められる様にしないとあかんで 」と真剣にお話をしていただいた事を覚えています。
今回、友人が喪主をするという事になり、コロナ禍の現在の状況の中、葬儀の形式や規模をどのようにするのか本当に悩んでいました。故人様は明るく親しみやすい性格であった事もあり、仕事関係でお付き合いのあった方はもちろん、それ以外にもたくさんの友人知人の方がおられました。
ご縁のあるすべての皆様にお別れをしていただきたい気持ちが強かったのですが、最終的にはコロナウイルス感染拡大を考慮して、できるだけ大きな会場を手配し特に親しかった限られた方のみ参列していただくという決断をされました。
祭壇の飾り付けに関しては、和服裁縫の仕事をなさっておられた故人様を偲び、洋花を使いながらも和の美しさを感じられるように、また、故人様のような厳しさの中に温かみのあるイメージになるように設営させていただきました。
ご遺族様におかれては、コロナ禍にもかかわらずご参列いただいた皆様に対して、少しでも賑やかに故人様らしくお見送りすることができたと大変感謝なさっておられました。